2018年12月29日 22:27  

庭の苔。

雪が降りました。
皆さまの地域はだいじょうぶでしょうか。

雪なのに、逆に緑のものの話しをと。
かえって肌寒い趣にならないといいのですが。


◇ ◆ ◇


苔植物がブームになったことがあったが、まだその熱は続いているのだろうか。

石原邸の庭にも苔が生えている。

昨日から冷え込みが深まったが、そんな中でも、苔が疎らではあるが、緑が鮮やかになっているのが見てとれた。

庭の苔。


暖かい時期は、波平さんの頭を思わせるような感じで、芽のような細い茎の先にポチっとしたものが頭を垂れるようにしたものが立ち上がってくる。胞子体とか言うらしい。
こちらはこの春の石原邸の庭の苔。

庭の苔。



そして、この寒いなかまだ立ち上がっている芽のようなもの。
胞子体がはじけた後なのか、そうであるなら、それがいつのものだったのかわからないが、象の背中の毛のように。

庭の苔。



昔、理科の授業で習って、なんだか印象に残っている話しだが、火山の爆発後、一番早くいつくのが植物だということだったし、そもそも、地球に現れた初めての生きものがしばらくしてはじめたのが光合成だと聞く。

植物の力はゆっくりと、とても力強く、寒さにも負けていない。

庭の苔。




こんなにひそやかで、しかし、年中私たちの気持ちを和ませてくれる苔は、石原邸の大切な力のひとつだ。


タグ :古民家


Posted by 大辻織絵 │コメント(0)
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庭の苔。
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