2019年01月23日 19:45
国登録有形文化財 特別公開企画 文化財の音景vol.4「親子について」④ 「こんな発想はいかがでしょう?」
毎年秋に文化財ならではの企画として、一般の方に無料で建物内をご覧いただける無料公開企画を催しています。
2018年版は、共に石原邸の所有者であった父が亡くなった後ということもあり、「親子について」というテーマといたしました。

こちらはその企画のメインとなる空間演出「血脈」に寄せて」。
真ん中の大きな枝の作品「血脈」は石原邸とも私達親子ともお付き合いの深かった花作家 森直子さんの作品。
北海道の森林で見つけた大きな枝を、持ち帰って汚れや腐った皮など丁寧にきれいに取り除いていくうち、まるで骨のようにも見え、また、親族家族の血脈を表しているようにも見えてきたのだそうです。制作当時は赤い実のついた蔓を巻きつけた形が完成の姿でしたが、今回、すべて取り払って展示することとなりました。
彼女も、父が亡くなる少し前にお父様を送られていて、それ以外にも大きな変化をいくつも経験されていました。そうして越えてきてみると、蔓の装飾も全く不要に感じたとのこと。
この作品を、石原邸の北西いちばん奥の仏間の中心に浮かんだように展示したいというアイデアがこの「親子について」の企画の始まりでした。
畳の間に、このような枝の作品・・
石原邸は、ほぼ全てが、木や植物でできています。
この部屋がこのように設えられたのは創建以来初めてだと思われますが、幅広い年齢層お客様方からとてもしっくりと感じられたとのお声をいただきました。
一見合わなさそうなもの同士も、こんなにしっくりとし、皆様の目にもそのように感じていただけて本当に良かったです。
この空間展示について是非また次回にも。
2018年版は、共に石原邸の所有者であった父が亡くなった後ということもあり、「親子について」というテーマといたしました。
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こちらはその企画のメインとなる空間演出「血脈」に寄せて」。
真ん中の大きな枝の作品「血脈」は石原邸とも私達親子ともお付き合いの深かった花作家 森直子さんの作品。
北海道の森林で見つけた大きな枝を、持ち帰って汚れや腐った皮など丁寧にきれいに取り除いていくうち、まるで骨のようにも見え、また、親族家族の血脈を表しているようにも見えてきたのだそうです。制作当時は赤い実のついた蔓を巻きつけた形が完成の姿でしたが、今回、すべて取り払って展示することとなりました。
彼女も、父が亡くなる少し前にお父様を送られていて、それ以外にも大きな変化をいくつも経験されていました。そうして越えてきてみると、蔓の装飾も全く不要に感じたとのこと。
この作品を、石原邸の北西いちばん奥の仏間の中心に浮かんだように展示したいというアイデアがこの「親子について」の企画の始まりでした。
畳の間に、このような枝の作品・・
石原邸は、ほぼ全てが、木や植物でできています。
この部屋がこのように設えられたのは創建以来初めてだと思われますが、幅広い年齢層お客様方からとてもしっくりと感じられたとのお声をいただきました。
一見合わなさそうなもの同士も、こんなにしっくりとし、皆様の目にもそのように感じていただけて本当に良かったです。
この空間展示について是非また次回にも。
Posted by 大辻織絵
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