瓦土塀の続き。④
「瓦土塀の続き。③」からの続きです。
こちらが2基のうちの一つが完成したところ。

左下に見える石碑についてのお話です。
屋根瓦葺替えに際して出た古い瓦や土を使って瓦土塀を作り、門周りを整えるという庭師さんと私の考えに、当時、ともに石原邸所有者であった私の父は珍しくすんなりと賛同してくれました。色々とぶつかることの多かった父なのですが、この時はとてもすんなりと。
石原邸を建てた石原東十郎さんはもちろん、たくさんの人々のおかげがあって、石原邸はいまにこの姿をとどめているのですが、昭和55年頃、昭和風に改装してあった石原邸を江戸時代さながらの姿に復元したのは私の父でした。
瓦土塀を作るについては、創建当時の古い瓦や土を無駄にしないという考え方や、数百年先まで持つものだ、というとても遠大な計画をとてもおもしろがってくれました。
施工してくださった庭師さんが提案してくださり、父の名前や言葉などを残してはどうかと。
そこで、病を得てたが不自由になった父でしたが、
80歳を過ぎた父はこんな言葉を書いてくれました。
父は、28歳から岡崎市で産院を営み、2万例以上の赤ちゃんを取り上げさせていただきました。

自分に連なる全ての人に、
大自然に、
そしてこの宇宙に
感謝!
平成26年吉日
吉村 正
こちらが2基のうちの一つが完成したところ。

左下に見える石碑についてのお話です。
屋根瓦葺替えに際して出た古い瓦や土を使って瓦土塀を作り、門周りを整えるという庭師さんと私の考えに、当時、ともに石原邸所有者であった私の父は珍しくすんなりと賛同してくれました。色々とぶつかることの多かった父なのですが、この時はとてもすんなりと。
石原邸を建てた石原東十郎さんはもちろん、たくさんの人々のおかげがあって、石原邸はいまにこの姿をとどめているのですが、昭和55年頃、昭和風に改装してあった石原邸を江戸時代さながらの姿に復元したのは私の父でした。
瓦土塀を作るについては、創建当時の古い瓦や土を無駄にしないという考え方や、数百年先まで持つものだ、というとても遠大な計画をとてもおもしろがってくれました。
施工してくださった庭師さんが提案してくださり、父の名前や言葉などを残してはどうかと。
そこで、病を得てたが不自由になった父でしたが、
80歳を過ぎた父はこんな言葉を書いてくれました。
父は、28歳から岡崎市で産院を営み、2万例以上の赤ちゃんを取り上げさせていただきました。

自分に連なる全ての人に、
大自然に、
そしてこの宇宙に
感謝!
平成26年吉日
吉村 正
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Posted by 大辻織絵
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