障子の明かり。太陽が勝手に調整してくれる照明器具。

大辻織絵

2018年12月21日 10:12

11月の催し「親子について」の写真をこちらで公開しています。
・・・https://www.orieotsuji.com/催し/2018-11-17-20-文化財の音景vol-4/




北側道路に面する障子。昼間のうちでも障子を透して来る光はとても優しい。天候の具合であかりの雰囲気も変わる。少しうつむき加減の時、ぱあーっと明るい時、さまざま‥




同じ北側道路に面する障子を開けたところ。障子と格子のコントラストがいい。内側にある障子も、淡くではあるが外光を受け止めてくれる。障子が白だからこそこうなる。




こちらは南側庭に面する板の間の障子。
上記企画「親子について」の制作のため、泊まり込んだ。翌朝、鳥が嬉しそうに囀っていた。
外の爽やかさが障子を通しても感じられる。
ぽちぽちとついた花柄は、破れたところを花などの形の障子紙で補修したところ。現代人の私には、補修跡すら可愛く感じる。補修跡が全くないもの美しいが、あるのもまたそれはそれで味わいがある。
水屋箪笥の浮かび上がる雰囲気もいい。


現在、石原邸は土間の修復中。
「石原邸会議室」オープンまでには、障子張り替えたいと考えています。