2019年09月05日 01:21  

使用人さんの話。

*諸般の事情がございまして、ただいま、施設レンタルを中止いたしております。
甚だ勝手を申しますが、どうかご了承くださいませ。


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浅い知識ではありますが、あの頃の生活に思い巡らせてみますと、当時の生活はとても手のかかるものだったろうと想像します。
朝、窓を開けるだけでも、現代の家とは全く違います。炊事、掃除においてもやり方が全く違い、現代の生活より手間暇が必要でした。

石原家でも何人もの女中さんや下男さんを置いており、母屋の土間の奥に小部屋があり、そこで寝起きしてもらっていたようです。親たちから話を聞くところによれば、土間の奥のその部屋はが真ん中で区切られているのですが、何か男女関係の問題があって、二つに分けたのだということでした。

明治になって、彼らのための住まいが庭の奥に作られました。
母屋より少し小さめでしたが、作りは凝ったもので、私の目には、どこかで見た文豪の実家だとか、商家の別宅とか言った風に映りました。


お金を稼ぐための仕事をするまえに、生活そのものを成り立たせるためだけに手がかかった・・
それなりの大きな家で生活し、美しく維持することは、そういう手伝ってくださる方なくしては絶対に無理だったのだろうなと思わざるを得ません・・



Posted by 大辻織絵 │コメント(0)
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使用人さんの話。
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